Vol23 胃・腸を整えて、花粉症に備えましょう

「消化して代謝、排出できるからだ」で溜めないからだづくり①

私たちは、「デトックス」という言葉を使うことがありますが、それは実際どういうことでしょう。
私たちは、呼吸や食べ物などから、生きていくためのエネルギーの原料を摂っています。

「消化して代謝、排出できるからだ」で溜めないからだづくり②

エネルギーの原料を、いかに活用していくか、ここに大変な個性があらわれるわけです。
だから、まったく同じものをいただいても、咀嚼して消化、代謝し、身体を構成していくこと、
そして、呼気、汗、尿、便など、排出されていくことは、みなさまの個性で違います。
この排出すること、デトックスを、しっかり機能させていくことが、溜めないからだへの第一歩です。

自分のデトックス度チェック

□ゆっくり唾液がでて咀嚼(歯のチェック)
□食事は腹八分
□食事・食後のゆっくりとした時間
□内臓を守る姿勢・歩く
□腹部はやわらかい(冷え、張りがないか)
□加工食品は少ない・発酵食品
□睡眠
□便秘

チェックはいかがでしたか?

今回は、「消化」というものを意識して項目をあげました。
実は、私が新年早々、胃腸の不調で入院することになってしまいました。
胃腸を休め回復するために私は絶食※1)ということになりました。
そのときに、消化器を大切にする生活習慣として、指導された内容などを簡単にこのチェックリストにしてみました。
お医者様も普段の生活習慣がとても重要だとおっしゃっておりました。
※1)「 完全な絶食」は医療下で行いましょう

胃腸のリセットしてみましょう①

冬にためこんだいろいろなものを、暦で春をむかえた頃、すっきりしてみましょう。
花粉が飛び始める前に対策してみてください。
食事でのリセットは、さまざまな方法があります。
体調や、既往歴によっても向き不向きあるとは思いますが1例をあげてみます。
睡眠時間に細胞の生産にエネルギーをしっかり使うことがポイントです。

胃腸のリセットしてみましょう②

夕食を軽く済ませ、「消化」にかけるエネルギーを減らします。
できれば、夕飯後、2時間以上経って就寝、
そして、次の日の朝の時間、例えば白湯にレモンを絞った水分などをゆっくり摂って
お通じのための時間を30分ほど確保してみてください。

腸内環境を意識してみましょう

胃で消化されたものは、どんどん腸へ進んでいくのですが、排出される便は実は、腸内細菌の死骸が7-8割しめるともいわれています。
私たちの、ご飯の残りかすではないのです。悪玉菌、善玉菌といわれるように様々な種類の菌があり、私たちの腸内環境はかなりの幅があるのが現実です。
20兆個の方から120兆個もっている方まで、また、種類もかなりの違いがあり、それによってかかる病気も、違うことが分かってきています。
ある菌がない方は、この病気にかかりやすい、などということもわかってきています。

ホルモンと腸内環境

また、精神的なものも腸内環境で変化するのです。
セロトニンという私たちの気持ちを操るホルモンも、ほぼ腸で生産されていることがわかりました。
ただ、現時点では、ある病気の治療で菌を移植することもなされていますが、その菌が定着するか否かは、まだまだ難しい段階にあるようです。
また、○○菌が入った、食品などを毎日食べていてもそれが定着するかどうかは、はっきりとまだわかっていないようなのです。

花粉症に負けないからだづくりの処方箋①

みなさん、ご自身のお腹に毎日触れていますか。
柔らかいか、張っているか、ちょっと押さえたら痛みがあるところはないか、など実は毎日状態は変化しています。
自分の身体なのでぜひ毎日朝目覚めたときに、お布団の中で、お腹に触れてみてください。
冷えがないかも確認できますよ。

〇お腹のマッサージしてみましょう

マッサージオイルを手のひらでつくる簡単なレシピをご紹介しますね。(※注2)
①手のひらに、アプリコットカーネル油または、太白胡麻油などを手のひらをくぼませて大さじ1弱とる。
②①のオイルに、ジュニパー、サイプレスの精油1~2滴ずつおとす。
③お腹を右腰骨内側から、大きく時計回りにまあるくお腹をマッサージしてみましょう。
※注2)パッチテストしましょう。腕の内側柔らかい部分にぬって問題ないか確認しましょう。

サイプレス Cupressus sempervirens

ヒノキ科の植物で、針葉樹です。スパイシーで深い森林の香りの精油(※注3)です。
ジュニパーの精油と合わせることで、より排出して巡らせるのを手伝ってくれます。
そこに、お好きな香りをくわえてもいいですよ。

※注3)精油とは、エッセンシャルオイルのこと。お肌に使用できる品質のものを選んでください。

(vol.8)ジュニパーで水を巡らせる

花粉症に負けないからだづくりの処方箋②

ルボアの講義の中で、お味噌などの発酵食品や、オメガ3を含む植物油のことなど、植物療法としてお伝えしています。
先にふれました、腸内環境に大切な要素です。
そして、興味深かったのは、ルボアの1day講座フランス薬剤師のアニック先生の講義の中で、腸内へのアプローチのハーブです。
次のページでご紹介します。

〇タイム、そしてプロバイオティクス

アニック先生は、「タイムを使用し、それにプロバイオティクスを使用することもある」とおっしゃっていました。
今回のことで、私も、ハーブティやお茶に、タイムをひとつまみいれたり、ダンデライオンやネトルというハーブと組み合わせたりしています。
「プロバイオティクス」は様々な種類、見解があるので、言葉としてだけ今回触れておいてまたの機会にお伝えしたいと思います。

花粉症に負けないからだづくりの処方箋③

〇胃腸を柔軟に働かせる漢方薬「大建中湯」
実は今回私が処方された漢方薬です。この漢方薬は、みなさまのおじいちゃんやおばあちゃんが、服用しているのを見かけたことがあるかもしれない漢方薬です。お腹の冷えをとり、お通じなど胃腸の働きを意識して処方されることが多いのですが、術後の腸の状態でも処方されます。
最近では腸内環境の変化を助けるかもしれないといわれる漢方処方です。
ドラッグストアでも販売されています。

春分という大切な節目にむけてご一緒に!①

今回の内容が、花粉症の内容!?って思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、少し体質にかかわることへの内容にしてみました。
本当に私たちのからだは、1日1日の積み重ねだと実感いたしますね。
気持ちも含めて、嫌な感覚を持ち越さないためにも、毎日自分自身の体調(腸!)の確認をしていくことが、本当に大切です。
そういった、積み重ねが花粉症や様々な免疫にかかわってくるのだと実感しております。

春分という大切な節目にむけてご一緒に!②

ぜひチェックリストを確認して毎回の食事、味わい方など見直してみましょう。
きっと、自分の癖に気づくと思います。
そして、春分という皆様の本格的な1年の始まりにむけて、心とからだを一緒に整えてまいりましょう。

(vol.16)五月病とフィトテラピー

〇 「自然ぐすり」 森田敦子著

私のおすすめ参考図書をいくつかご紹介していきます。

さまざまな体調の養生について掲載されているので、チェックリストで合致する箇所を実践することもできます。
「自然ぐすり」-WOMB LABO

〇「Chico式1週間デトックス」 chico shigeta著

食事のレシピや、エッセンシャルオイルのマッサージ方法ものっているので、季節が変わるときや、身体の調子をととのえるときにおすすめのプログラムです。
「Chico式1週間デトックス」-amazon

〇「腸がよろこぶ料理」 たなかれいこ著

サラダだけではないオイルの取り入れ方などぜひご参考にされてみてください。
「腸がよろこぶ料理」-amazon

〇「若杉ばあちゃんのよもぎの力」 若杉 友子著

よもぎは、まさに今眠っていたところから芽吹きの季節になってまいります。
きっと、みなさまの身近な土壌にもみつけられる植物です。
春のヨモギは、ぜひ食してみましょう。
「若杉ばあちゃんのよもぎの力」-amazon

コラム:宇鷹 画美

Instagram:https://www.instagram.com/laboratory_.artemisia/
植物療法士
フラワーエッセンス インストラクター
薬剤師
食料品店NeighborFood勤務(神戸)
https://instagram.com/neighborfood_kobe?utm_medium=copy_link

最後に

野菜やハーブなど植物の取り入れかたを伝えるのが楽しみです。植物が育つ土壌にも興味があり畑作業も挑戦しています。
有機JAS規格についても学びました。
自身の体調不良を経験し、健やかにあることは、きちんと病院で検査することも含めて
まず自分を知ることが大切であることを学びました。
その経験から、自分を知るツールを増やしていくことについてお伝えしていきたいです。
一緒に実践していきましょう。