Vol10 心地よい呼吸と睡眠 ~“自律神経”を整える~

自分を知るためにからだのしくみを学ぼう~自律神経(交感神経・副交感神経)~

よく聞く「自律神経」は、脳の脊髄から出て背中を走っている神経です。昼間の活動時に主に働くのが「交感神経」です。リラックスしているときや食事のあと内臓を働かせるとき、からだのメンテナンスをするとき主に働くのが「副交感神経」です。この2つの神経が、スイッチのon/offみたいなもので、きちんと切り替えることが大切です。首から背中を温めたり、のばしたり刺激して気持ちよくなるのも、この神経の影響もあります。また、眠る直前や目覚めてすぐ、液晶画面やテレビなどをみると、このスイッチの切り替えが曖昧になることがあります。

「睡眠」は、身体をメンテナンスする「副交感神経」をはたらかせ、「意識した呼吸」は、この2つの神経の切り替えをしてくれる、スイッチの機能をはたしてくれます。
※イラスト出典 MSDマニュアル家庭版

睡眠のサイクルのしくみ

朝、目覚めたらカーテンを開けて、しっかり朝日を浴びることで食事から摂った必須アミノ酸の一つであるトリプトファンからセロトニン(精神を安定させるホルモン)をつくりだし、約15時間後の夜にセロトニンからメラトニン(睡眠のためのホルモン)をつくるというサイクルが大切なのです。そして、その15時間後メラトニンが増えてくるタイミングで眠たくなり、眠りにつくことができるのです。お仕事やライフスタイルで不規則になる方は、眠りたい15時間前に照明を浴びることでサイクルをつくることもできます。照明も活用してみてください。

※写真のカリフォルニアポピー 学名 Eschscholzia californica眠りの質をあげてくれる植物で、日が昇ると開花して、夜になると花をとじる性質を持っています。特徴と効果があっていて、おもしろいですよね。

処方箋1. 気鬱で眠れないときや気持ちを落ち着かせてくれるハーブ

ハーブティやタンチュメール(チンキ剤)をのんでみよう。
ハーブティ(お茶のように飲む)や、タンチュメール(アルコールやグリセリンに抽出したものを薄めて飲む)があります。タンチュメールは、スポイトの数滴をお水にいれてのむので簡単です。
ぜひ、お試しいただきたい植物をご紹介いたしますね。

○セントジョーズワート(セイヨウオトギリソウ) 学名 Hypericum perforatum

夏至の季節に黄色い花が咲き誇る、セントジョーズワート。サンシャインハーブという名に相応しい植物で、季節の変わり目に落ち込みやすい方や、暗く沈んだ気持ちに明るさを取り戻し、エネルギーをわけてくれます。そして、眠りにいざなってくれます。(服用しているくすりがある場合は薬局でもらうお薬の情報の注意事項をご覧ください。)

・ニールズヤード オーガニックセントジョーンズワートティ
https://www.nealsyard.co.jp/onlineshopping/item/detail.php?i_id=458

・フォーボディ&マインド for body&mind(HERBORSISTERIE)
https://www.cosmekitchen-webstore.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=4589784683686&vid=&bid=CK01&cat=BRDHBT&swrd=

Vol.9“夏の疲れ”をリセットして持ち越さない植物療法(前回コラムでご紹介)
https://phytoschool.com/column/vol-9

○メリッサ 学名Melissa officinalis

メリッサ(レモンバーム)は、緩和のトランキライザー(精神安定剤)ともいわれ、ちょっとイライラして落ち着かないとき、心が疲れてしまったとき、さっと気持ちを軽やかにしてくれるはずです。森田先生のお言葉、「まいっか!」を思い出させてくれる植物のひとつです。
・タンチュメール メリッサHERBORISTERIE
・ティザンヌ メリッサHERBORISTERIE
https://www.cosmekitchen-webstore.jp/Form/Product/ProductList.aspx?shop=0&cat=BRDHBT

処方箋2. 呼吸を整えてくれるアイテム

○フラワーエッセンスのレスキューレメディ
バッチフラワーレメディは、お花を原料に用いたエッセンスを飲むことにより、ストレスやマイナス感情を和らげるものです。イギリスの医師であり、細菌学者、病理学者でもあった、エドワード・バッチ博士により開発されました。レスキューレメディは5種類の植物をブレンドしてつくられています。

心のバランスを失って平常心が保てないような時、ストレスを感じる時に、呼吸を整えてくれます。いつでも手軽に使うことができます。1回4滴ほどをのみます。また、服用しているお薬とも一緒にのんでいただけます。
https://www.cosmekitchen-webstore.jp/Form/Product/ProductList.aspx?shop=0&cat=BRDHBT

○マジョラム 学名 Origanum majorana

マジョラムは、少しイメージしにくい香りかもしれませんが、華やかなかおりで、少しスパイシーさがあるものもあります。エッセンシャルオイルはブランドによって、香りや印象が違うのでぜひ、試してみることをおすすめします。この香りは、孤独感や不安、いらいらする気持ちを緩和して、「自律神経」を整えてくれる香りです。そして眠りにいざなってくれます。
マジョラムは、西洋占星術では、寛容や拡大、幸福を意味する“木星”を強めたいとき使用するのもおすすめです。

Vol.7 梅雨を心地よく過ごす植物療法にも呼吸におすすめオイルご紹介
https://phytoschool.com/column/vol-7-

ルボアフィトテラピースクールで植物療法を学ぶときに、最初に、「大切にしたい7つのこと」を告げられます。以前のコラムにもご紹介した「植物の活用は生活習慣の見直しとともに」ということ。今回は、自律神経ということを意識して、睡眠や意識して呼吸することを見直してみてください。

コラム:宇鷹 画美
https://instagram.com/laboratory.lum?utm_medium=copy_link
植物療法士
フラワーエッセンス インストラクター
薬剤師
食料品店NeighborFood勤務(神戸)
https://instagram.com/neighborfood_kobe?utm_medium=copy_link


野菜やハーブなど植物の取り入れかたを伝えるのが楽しみです。植物が育つ土壌にも興味があり畑作業も挑戦しています。
自身の体調不良を経験し、健やかにあることは、きちんと病院で検査することも含めて、まず自分を知ることが大切であることを学びました。その経験から、自分を知るツールを増やしていくことについてお伝えしていきたいです。一緒に実践していきましょう。