Vol14 季節のフィトテラピーしごと 植物を楽しく仕込んでみましょう

処方箋1 よもぎ 学名Artemisia princeps Pampanini

ヨモギは、腸内環境整え、抗炎症作用や、抗アレルギー作用、血液の浄化作用などがあるので、ストレスからのさまざまな炎症、冷え、アトピー性皮膚炎に使用できる、大変役に立つ植物です。漢方薬では、「艾葉(がいよう)」といわれ、購入することもできます。
「春のヨモギ」は、新芽ですし、食用として仕込んでみましょう。ぜひ、乾燥させて保存してください。

そして、冷えなどの不調や、貧血など気になるときお茶として取り入れてみてください。
また、心が不安定なとき、眠れないときなど、マイナートランキライザー(抗不安薬)としてもおすすめです。

成分:イヌリン フラボノイド ポリアセチレン クマリン 他

もちろん、採れたては、ごはんと一緒に炊いたり、天ぷら、蒸しパンにしたり白玉団子に混ぜて、白みそと合わせたり、甘くいただいたりできます。
春になると、フレッシュなものはスーパーや道の駅などでも購入できると思います。
※お茶の保存は、冷凍がおすすめです
※「夏〜秋ヨモギ」は外用のチンキなどおすすめ

処方箋2 ビワの葉 学名Eriobotrya japonica

びわ療法で1冊の本になるほど、成分が豊富なのです。
この寒い季節(暦で大寒あたり)の新芽が出る前の葉を収穫するのがいいといわれることもあるそうです。裏の産毛をとり、刻んで乾燥させてお茶にしたり、チンキ剤にしておいたり、ぜひ仕込んでおきましょう。

お茶は、くせがなく、美味しく召し上がっていただけると思います。
ルボア代表の森田先生は、びわの葉をわけていただくご近所さんがいらっしゃるそうですよ。
都会暮らしでも、そんなご近所づきあいも素敵ですよね。

成分:アミダグリン サポニン ウルソール酸 葉酸 他

チンキ剤作り方

材料:ホワイトリカーや焼酎など35度以上約100ml 

①びわの葉 約15gを刻む。
②3か月ほど冷暗所に保存。
③液が濃い茶色になったら完成。
④葉を取り出す。


使い方

・喉や咳、口内炎などのとき、水で割って口に含ませながらうがいする。
・または、飲んでもいい。疲れてきたとき、水や白湯で割ってのむ。
・肩こりや打撲などの痛みに、ホットタオルにチンキ剤をしみこませ肩や患部にのせる(湿布する)と、成分が浸透。
・肌荒れのときにうすめて化粧水にも使用できる。

処方箋3 味噌を仕込む

食べる植物療法として、発酵食品があります。発酵食品は腸内環境を整えてくれます。
発酵は、微生物がいい働きをしてくれる、温度や湿度があります。
寒い季節に仕込むお味噌、大変おすすめです。

九州では母が麦味噌仕込んでいましたが、兵庫へ来て、黒豆味噌を知りました。
また、関西でよくいただく白味噌は、大豆、こうじと塩の割合が違い、地域によって味噌づくりもいろいろあることを知りました。
八丁味噌なども作り方が違うようですし、みなさまの地方のものもお知らせくださったら嬉しいです。
手作りは、開けるときどきどきしますが、おいしいです。少しの量でも可能なので、無理せず挑戦してみてください。
大きなポイントは、健康を祈って、楽しく仕込むと美味しくしあがるはずです。「楽しい菌」「笑い菌」という落下菌も加わる不思議な世界です。

オンラインで一緒に作る講座

ルボアで同期であるMidori Koubou のmeguさんが開催しています。
https://www.instagram.com/p/CYtXFByl7BM/?utm_medium=copy_link

味噌作りキットを購入 
大豆、黒豆の乾燥か茹でたものを選択でき、塩切糀とまぜて仕上げます。動画を配信しているので、見ながらつくれます。糀造りの保存にお手伝いにいったりしています。
https://neighborfood-kb.shop-pro.jp/




皆様にとって、必要になる植物は、意外にも身近にあるものです。
ルボアフィトテラピースクールで植物療法を学ぶときに、最初に、「大切にしたい7つのこと」を告げられます。その一つに「自然とのつながりをわすれない」とあります。
今からの季節は、1年の健康を祈って、「自然ぐすり」(森田敦子著)を参考に備えておくのに、大変いい時期になります。
そして、季節などによる、体調の変化を観察するきっかけにしてみてください。楽しく仕込みましょう。

コラム:宇鷹 画美
https://instagram.com/laboratory.lum?utm_medium=copy_link
植物療法士
フラワーエッセンス インストラクター
薬剤師
食料品店NeighborFood勤務(神戸)
https://instagram.com/neighborfood_kobe?utm_medium=copy_link

野菜やハーブなど植物の取り入れかたを伝えるのが楽しみです。植物が育つ土壌にも興味があり畑作業も挑戦しています。
自身の体調不良を経験し、健やかにあることは、きちんと病院で検査することも含めて、まず自分を知ることが大切であることを学びました。
その経験から、自分を知るツールを増やしていくことについてお伝えしていきたいです。一緒に実践していきましょう。