日本のフィトテラピー第一人者、森田敦子が主宰する植物療法の学校 ルボア フィトテラピースクール

受講申込 資料請求 新規会員登録
ご質問やご相談などお気軽にお問い合せ下さい 03-5724-5083 受付時間
火曜~金曜10時~17時
お問い合せフォームはこちら

フランス・ハーブ薬局からの
フィトテラピー便り

Vol.3 爪と髪の活力

フィトテラピーの本場である、フランスのエルボリストリー(ハーブ専門の薬局)「Herbéo/エルベオ」のオーナー、フランソワ・プティテさん直伝の処方せんを、月に一回ご紹介する連載コラム。今月の処方せんは、女性の美しさと自信に密接な「髪と爪の活力」。いつまでも豊かな髪、丈夫で健やかな爪を目指す人に必要なハーブと、その取り入れ方とはどんなものでしょうか?

「髪と爪は、美しく在るためと同時に、保護の役割を果たします。まわりの人たちの目に映る、私たちのイメージとしても重要ですが、太陽から頭皮を保護したり、手を握るといった行為のためなどにも重要です。そんな髪と爪の主成分は、ケラチン(最大90%)です。水、脂質、ミネラル(亜鉛、セレニウム、ヨウ素、マンガンなど)も含まれています。それから、髪に色があるのはメラニンの存在によるものです。成人の髪の本数は約10万本で、1日平均0.4ミリ、爪は1日平均0.1ミリ成長します。毎日若干の髪が抜けるのは、自然のサイクルの範疇で正常なこと。秋になるときも抜け毛は頻繁に起こりますが、通常は問題なく、その度合いは個人によって異なります。髪の生え方や抜け方の違いは年齢、性別、栄養要因(アミノ酸〔とくにシステインおよびメチオニン〕、ビタミンB、亜鉛の欠乏など)によると見受けられます。それに加えて、投薬やうつ病、持続的なストレスが脱毛をもたらし、爪を弱める場合もあることを知っておくといいでしょう」。

ホーステール

「原初の人類も、ホーステールをすでに栽培し、薬用に使用していた可能性が高いと言われます。地質時代以来存在し、今日は主に湿気のある森林地帯で見つけられます。使用されるのは胞子茎で、その外観が "ポニーテール(馬乃の尻尾)"のように見えたことが名前の由来。ミネラルが豊富なため、家具職人の研磨剤としてまた食器を磨くことにも使われてきました。胞子茎はミネラル、とくにケイ酸およびケイ酸塩(5〜8%)の形態のケイ素を筆頭に、リン酸または炭酸カルシウム、塩化物および硫酸カリウムなどが非常に豊富。また、ほかにも鉄やマンガン、マグネシウム、ナトリウム、硫黄など多様なミネラル類も含まれています。さらに様々なフラボノイド、サポノシド、フィトステロール、それから少量のアルカロイド(ニコチン)も含まれます」。

学名:Equisetum arvense
仏語名:Prêle
英語名 : Horsetail
和名:スギナ
科名:トクサ科

プティテさんのフィトテラピストとしての経験談

「マダムXは、非常に重い薬物治療を受けた方。薬のせいで髪が弱くなり、乾燥し、切れやすく、たくさん抜けるようになりました。また、爪も色がにごり、薄く、そして非常に折れやすくなってしまいました。この状態について話し合い、ハーブティーによる治療に加え、いくつかのアドバイスを彼女にしました」。

①ホーステールとネトルのブレンドハーブティーを1日に1リットル飲む。
②同じブレンドハーブティーを少し濃いめに入れ、髪になじませるように付けることを週3〜4回続行う。
③ローズマリー・シネオールのエッセンシャルオイルをシャンプーに数滴(2%)加える。
④亜鉛とビタミンBのサプリメントを摂取する。
⑤爪にホーウッドのエッセンシャルオイル数滴(3%)をひまし油に混ぜたものを毎日塗る。

「上記の治療を3か月間続けた後、1週間休むという方法で続けたところ、とても満足のいく結果となりました」。

今日のレシピ

「切れ毛や痛んだ髪、またシミのついた爪、薄い爪、折れやすい爪に悩む方へ、ミネラルや抗酸化物質が豊富なハーブの、シンプルなハーブティーをご提案します。ビタミンCと有機酸が豊富なローズヒップを加えるのは、抗酸化物質の補強として。このレシピはまた、シャンプー後のヘアローションとしてもおすすめです」。

【材料】
ホーステール(胞子茎)Equisetum arvense ……… 1
ネトル(葉)Urtica dioica ……… 1
ローズヒップ(実)Rosa canina ……… 1
※数字は分量の比率です。

【作り方・飲み方】
1リットルの沸騰したお湯を、ブレンドしたハーブ大さじ3杯(ヘアローションには4〜5杯)に注ぐ。
10分ほど浸出させてから漉す。
1日半リットル、あるいは1リットルを飲む。

François Petitet / フランソワ・プティテ

パリ第13大学 フィトテラピー・アロマテラピー科を卒業。パリ第5大学にて薬学博士号を、コレージュ・ド・フランスにて神経科学博士号を取得。パリ病院にてインターン、製薬会社にて主任科学者、最高科学責任者、最高技術責任者を歴任。エルボリステリーHerbéoの創設者でもあり、パリ第13大学 臨床フィトテラピー・ディプロマ・ユニバーシティーでは生薬についての講師を務める。

herbeo / エルベオ

Adress:31 Rue des Ayres 33 000 Bordeaux France
Tel:+33 6 8336 4977
   +33 5 5638 4751
Open:月曜 14:00〜19:30
    火〜土曜 9:30〜19:30
Mail:contact@herbeo.fr
www.herbeo.fr
www.facebook.com/herbeo

無料説明会 資料請求 受講申込